「固い」と言い切れる数字か
BOATRACE公式サイトの集計(2026年6月1日〜8月31日)では、蒲郡の1コース(いちばん内側のコース)の1着率は53.9%でした。1コースが勝つときは96.6%が逃げ(最初のターンを先頭で回ってそのまま1着になる勝ち方)なので、イン(1コース)が勝つレースの形はほぼ一つに決まっています。
ただし、1着率53.9%は「2回に1回強」という水準です。2〜6コースの1着率を単純に合計すると47.1%になり、半数近いレースは1コース以外が勝っています。蒲郡は「インが勝つときの形は固いが、インが必ず勝つ水面ではない」と捉えるのが実態に近いでしょう。
1コースが敗れるときの主な勝ち筋
1着率と決まり手の割合を掛け合わせた概算(当サイトによる計算値)では、1コースの逃げ以外で大きいのは次の2つです。
- 2コースの差し(先に回る1コースの内側を突いて抜け出す勝ち方):全レース比で約7.3%
- 4コースのまくり(内側の艇の外を全速で回って追い抜く勝ち方):全レース比で約7.2%
ダッシュ勢(後方から助走をつけてスタートする艇。通常は4〜6コース)の中で最も内側にいる4コースは、「カド」と呼ばれます。そのカドが勝ったレースの63.9%がまくりで、スタートの勢いを生かして外から一気に攻める形が主役になっています。
荒れやすさが変わる条件
- スタートの隊形:1コースのスタートが遅れ、カドの4コースが先に出る形になると、まくりが届く条件がそろいます(詳しくはスタート・進入傾向)
- 右横風4m以上:kyoutei-naviによると、右横風(コースを横切る向きに吹く横風の一つ)が4m以上になるとスピードターン(減速を最小限に抑えて旋回するターン)が不発になりやすいとされます。内側・外側どちらに有利に働くかは一概に言えないため、こうした日は普段の固さを前提にせず、展示航走(レース直前の試し走り)でターンの様子を確かめるのが安全です
- 風の確認方法:当日の風向・風速は、BOATRACE公式サイトの各レースの直前情報(水面気象情報)で確認できます
まとめ
蒲郡は「1コースが勝つなら逃げ」という形は非常にはっきりしていますが、1着率そのものは53.9%です。1コースを軸にする場合でも、2コースの差しと4コースのまくりという2つの対抗パターンを頭に入れて買い目を組むと、取りこぼしを減らせます。
出典:BOATRACE公式サイト|蒲郡ボートレース場データ(集計期間2026年6月1日〜8月31日)