進入とは
進入とは、スタート前に各艇がどのコースに入るかのことです。号艇番号どおりに1〜6コースへ入ることを枠なり進入と呼び、外枠の艇が内側のコースを取りにいく動きを前づけと呼びます。当サイトのデータはすべて、実際に入ったコースを基準にしています。
スロー勢とダッシュ勢
競艇のスタートは、決められた時刻にスタートラインを通過する「フライングスタート方式」です。
- スロー勢:スタートラインの近くから小さな助走でスタートする艇。通常は1〜3コース
- ダッシュ勢:後方から長い助走をつけてスタートする艇。通常は4〜6コース
ダッシュ勢のいちばん内側、通常の4コースを「カド」と呼びます。カドは助走距離を長くとれるうえ、内側にはスロー勢しかいないため、スタートで勢いがつけば、そのまま内側の艇の外を全速で回って追い抜く「まくり」を仕掛けられる位置です。
蒲郡では隊形が決まり手を左右する
決まり手とは、1着になった艇の勝ち方の分類です。BOATRACE公式サイトの集計(2026年6月1日〜8月31日)では、4コースが1着になったレースの63.9%がまくり(内側の艇の外を全速で回って追い抜く勝ち方)でした。まくりは、スタート直後に内側の艇より前に出られて初めて成立しやすくなる勝ち方です。
一方、1コースの1着率は53.9%で、勝つときの96.6%は逃げ(最初のターンを先頭で回ってそのまま1着になる勝ち方)でした。つまり蒲郡では、スタート直後の隊形で「イン(1コース)が先に1マーク(最初に回るターンマーク)を回れる形」になるか、「カドが先に出る形」になるかが、そのまま決まり手の分かれ目になりやすいといえます。
STの確認ポイント
ST(スタートタイミング)は、スタートの基準時刻からどれだけ遅れてスタートラインを通過したかを秒で表した数字で、0に近いほど早いスタートです。基準時刻より早く通過するとフライング(反則)になります。
- 出走表(各レースの出場選手や成績をまとめた表)では、選手ごとの平均STを確認できます。特に1コースと4コースの平均STを比べて、どちらが先に出やすいかを見ておきましょう
- 展示航走(レース直前の試し走り)で行われるスタート練習のSTも、その日の踏み込みの目安になります
- 当サイトでは、蒲郡で「何秒台なら有利」といった独自の基準はまだ集計していないため、ここでは比較の仕方のみを紹介しています
風の強い日は要注意
kyoutei-naviによると、右横風(コースを横切る向きに吹く横風の一つ)が4m以上になると、スピードターン(減速を最小限に抑えて旋回するターン)が不発になりやすいとされます。当日の風向・風速は、BOATRACE公式サイトの各レースの直前情報(水面気象情報)で確認できます。
まとめ
蒲郡では、スタートの隊形が「インの逃げ」と「カドのまくり」のどちらになるかを大きく左右します。出走表の平均STと展示のスタート練習で、1コースと4コースのどちらが先手を取りそうかを比べることから始めましょう。